最近よく聞くMyTokenが思って以上に便利だった。
2018年8月29日
Contents
- 1 仮想通貨アプリ MyTokenのイベント
- 2 1.MyToken 機能 コイン助手(仮想通貨売買シグナル提供)
- 3 2.MyToken 機能 仮想通貨取引所情報
- 4 3.MyToken 人気な検索(MyTokenホットな検索)
- 5 4.MyToken 機能 一覧 主要仮想通貨の時価発行総額等の表示
- 6 5.MyToken 機能 各仮想通貨の価格情報のリスト表示
- 7 6.MyToken 機能 コンセプト分類
- 8 7.MyToken 機能 その仮想通貨の史上最高価格とそこからの下落率
- 9 8.MyToken 機能 資金の流れ
- 10 9.MyToken 機能の一覧が見れるページ
- 11 10.MyToken 機能 回転率
- 12 11.MyToken 機能 Development Activity
- 13 12.MyToken 機能 メディアから情報を得る機能
- 14 MyToken Marketing Director Sara Zhuさんのプレゼン
- 15 イベントの雰囲気
- 16 仮想通貨の情報提供と投資について
仮想通貨アプリ MyTokenのイベント
MAI(KUMAIのMAIの主催で)行われました。
MyTokenは中国で最もシェアの大きい仮想通貨アプリで、中国の仮想通貨ユーザーは300万人その半分の150万人がユーザーということでした。
MyTokenからはMaketing Directorのサラさんがプレゼンテーションをしてくれました。
まず、このMyTokenで提供される機能について説明していきます。
1.MyToken 機能 コイン助手(仮想通貨売買シグナル提供)
『コイン助手』は、以下のように 短期売買助手、中期売買助手、長期売買助手 という機能があり
現在 『時間限定無料』と表示されているので、有料サービスにする予定に思われます。
内容は、それぞれ
短期売買助手が1時間足のローソクチャート
中期売買助手が4時間足のローソクチャート
長期売買助手が1日足のローソクチャート
をもとに売買アラートを出してくれるサービスとなっていました。
現時点では過去の売買シュミレーションをみても仮想通貨の初期からだたガチホールドしていた方がパフォーマンスが良かったことになっているます。また一般的には、時間足で売買判断するのはデイトレーダ等の超短期売買なので、ここでの短期、中期、長期という表現にとらわれ過ぎず、実際の時間足として自分はどれを使いたいのか判断するのがよいでしょう。
この機能がどの様に判断しているのかわかれば参考になるところをみいだせたかもしれませんが、それはわかりませんでした。
2.MyToken 機能 仮想通貨取引所情報
MyTokenと既に提携している取引所について下の画面の例ですと、直近24時間の取引総額がドルで表示されています。
Binanceの4倍以上の取引金額をビットフォレックスがだしている
のが一目瞭然でわかります。
それぞれの取引所をクリックするとその取引所での仮想通貨の取引価格がリアルタイムで表示されます。
日本の取引所とも提携したいとのことでした。
3.MyToken 人気な検索(MyTokenホットな検索)
MyTokenのユーザー数が多くシェアも高いため、この中で検索回数が多い仮想通貨は活発な値動きが予想されます。
これは株と同様のことが仮想通貨でも繰り返されるのだと思われます。株のトレードでは検索回数が多い銘柄での値動きに集中することでトレードで大きな利益を出してきた人がいました。検索回数が高まるとは注目度が高まっていること現れそのものです。その銘柄を売るか買うかの行動に出る人が上昇することに直結しますので、短期売買では価格変動しやすい仮想通貨を知る重要な情報源となると思われます。
4.MyToken 機能 一覧 主要仮想通貨の時価発行総額等の表示
これは見てのとおりですが、MyTokenアプリ内からリアルタイムのデータを基に全暗号通貨、ビットコイン イーサリアム、EOS等の時価発行総額をみれます。お天気概況みたいに仮想通貨概況が見れるようなイメージでした。
5.MyToken 機能 各仮想通貨の価格情報のリスト表示
前日比 時価発行総額 売買代金 価格等もまとめて表示されてます。
見やすいデザインでした。
6.MyToken 機能 コンセプト分類
それぞれのトークンが以下の分類でわかりやすく、時価発行総額の高いものから表示されるようになっていました。
例えば、この中の ”生物学・健康管理” を選ぶと このブログKUMAI.TOKYOでも2回記事でとりあげた
医療情報のブロックチェーンを作っている MEDIBLOCK が2位に登場していました。
またこれらの分類により、トークンの目的を網羅的にその方向性を知ることができて、勉強になります。
この分類は、
ブロックチェーンが現在何を目指して作られれているか
を知るためにもとても参考になります。
7.MyToken 機能 その仮想通貨の史上最高価格とそこからの下落率
この機能がメニューの中にあること自体が興味深かったです。
MyTokenはユーザーのからの要望を反映させることが多いとのことなので、この機能も要望するユーザーが多かったのだと思われます。
株でも不動産でも商品でも天井を付けた後下落局面に入った時に、底の水準を判断する目安とされる相場の格言として
『半値八掛け二割引』という相場格言があります。高値×0.5×0.8×0.8=0.32で1/3程度まで下げるというもので特に根拠はないハズなのに、当てはまるケースも多くあります。
例えばビットコインは2017年末約200万円までいき、その後下落しましたが、約70万円程度が底になっています。
なので、この大昔の格言が仮想通貨にまで当てはまっていることになります。
こんな日本の相場格言は開発している中国の方も知らないのではないでしょうか?
8.MyToken 機能 資金の流れ
これも株のトレードでも重要な指標でした。流入と流出どちらがどの程度多いかは指標となります。
厳密に考えれば、売買は常に売る人買う人の間でなされるので、流入が多いとは価格が上昇しながら売買がされているという現象そのものをあらわすことになります。株の場合だと売買主体が法人か個人かも判断材料にしますか仮想通貨ではそもそも売買主体が匿名化されているからそのような指標は作られえないのかと思います。
9.MyToken 機能の一覧が見れるページ
10.MyToken 機能 回転率
回転率をみることで、値動きが激しい銘柄を見つけることができます。
ただ、おそらく株でいえば仕手株のように、上昇に飛びついて、売り逃げ出来ずに一気に下げるというような危険性も高いハズです。
回転率が高いとは、価格の上下動が激しくかつ、その激しい売買をしている主体がいると、好きに振り回される可能性が高くなるので注が必要です。
11.MyToken 機能 Development Activity
仮想通貨ごとの、開発を継続しいるその労力のようなものを判別できるようです。
実際リストに出ているのは主にエンジニアが熱く語っている比率が高い通貨が多いので当たっているように思われます。
12.MyToken 機能 メディアから情報を得る機能
MyTokenは日本ではAlisと提携したため、Alisへの投稿記事をMyTokenアプリ内から読むことができました。
現在Alisでは仮想通貨以外の記事も投稿できるようになったため、下のスクリーンショットでも一番上に、仮想通貨と全く関係ない記事がきています。今後改善されていくことでしょう。まあ常に前進しているからしょうがないです。ご愛嬌です。毛根侍ですからね。
MyToken Marketing Director Sara Zhuさんのプレゼン
私は5年前にビットコインを知りました。
ビットコインの価格は安かったので、そのまま持って入れば一億円にもなったのですが。
そのチャンスを私は逃しました。(明るく笑い飛ばしながら話していました)
2017年500以上のICOプロジェクトがあり。
既に仮想通貨市場は一兆円規模になっており、ミステリアで、エキサイティングな市場です。
既に5000万人の仮想通貨ユーザーがいます。
既に数千種類のトークンがあります。
どうやってそれが良いプロジェクトか否かを判断していますか?
参加者達からの返事は
テレグラムから情報を得ている。
グーグルで探す。
twitterみる。
でもfakeやscamが多い。
というものだった。
そこで、
MyTokenを紹介させてください。
2017.8にラウンチ
2018.8に2.0をリリース
3000以上のトークンの情報を扱う。
20回以上の機能追加をこの1年間でしてきました。
MyTokenのできること
Real-time price Monitoring( 400以上の取引価格情報を集積できる400以上の取引所のデータを扱っているのでそれが可能)
All the info you care about.(全ての注意してくべき情報を提供できる)
Know your investment better.(自分の投資を向上させる方法を知ることができる)
仮想通貨のWikipediaのようなものになっている。
Real-time data analysis (筆者注:Wikipedia と一番違うのはこのリアルタイムに情報が自動的に更新されるシステムであること)
Keep yourself update(自分自身を更新させ続けることができる)
COINBASE COINTELEGRAF ALIS 等 と提携している。
アプリ上でトークンの売買をすることができます。(筆者注:これはMyToken Pro版での機能。多くの取引所と提携しているためそれが可能となっている。)
検索も、プロジェクトやトークンのの情報 価格等も出てくる。
価格のアラート機能もある(ロスカット機能は?)
KOLの人を重視している(インフルエンサーより、特に中国ではこの表現が好まれる場面が多くなってきている。KOL(Key Opinion Leader)
イベントの雰囲気
パーティーが主体で、その中で30分程度のプレゼンもあったという進行でした。
参加者はインフルーエンサー(上の表現だとKOL)が多く、詳しい方が多かったです。
私はサラさんともお話しました。とてもエネルギッシュにお話してくれる人でした。
中国は、口コミの情報を信頼する(逆に言えばマスコミの情報を信用してない)人が多く、
そのためKOL(インフルーエンサー)にSNSで取り上げてもらうことを重視してマーケッティングを行ってきたとのこと。
私「日本ではどうするの?」
サラ「日本ではどうするかまだ分からないですね。」とのこと。アリスと提携できたことは数回話されていました。
また、MyTokenは今後もユーザーへは基本的に無償で情報提供を行っていく予定とのことでした。
サラさんがこの日一番繰り返されていた言葉は
「使ってみた感想を、要望をぜひ知らせてください!」
ということでした。私も彼女が何度も言っていたその言葉がMyTokenのメッセージだととらえ各機能を紹介するこの記事を書いています
サラとKUMAIのKUMA(筆者)
仮想通貨の情報提供と投資について
仮想通貨の市場規模はまだ世界の株式市場全体の0.2%のサイズにもなっていません。
ところが、このMyTokenについてこの記事で説明した機能だけみても、投資先の情報提供ということでみると
すぐにでも株等の情報提供のレベルに追いつきそうにすら見える程進歩してきています。
MyTokenの最初のリリースは1年前であり、そこから20回の改善を経て既にここまで来ているので、
同様以上のスピード(開発メンバーも増えているそうですから)で機能向上は進んでいくことでしょう。
ただし、自分が投資やトレードをする立場で考えるなら、注意が必要です。投資判断は情報が多すぎると判断が難しくなる場合が多いのです。
むしろ、売買判断はシンプルなほどいい。
私は、中卒で株で大成功した人を複数名知り、同時に高学歴で高い知性を持つと思われながら、株式投資では損するばかりだった人も多く知っています。一般的に頭が良いと思われる人はシンプルに考えることができない人が多いからそうなるのです。トレードでは、いつ、どれだけ、いくらで売るか買うか、しかないのです。判断要素が多くなると、判断がすぐにできなくなり失敗の要因になります。医師で投資で損する人が多いともいわれています。自分の知性とプライドが高く資金が多いことが投資での危険性を増加させるようです。
普段の、知識を増やす勉強のためにはMyTokenは貴重なツールとなるでしょう。そして実際の売買にどの要素が使えそうか見出すことそれがポイントになると私は予想しています。