1. TOP
  2. 未分類
  3. DAICO マイニング 最新ハードウェアウォレット プロトコルレイヤー プロジェクト召喚‼

DAICO マイニング 最新ハードウェアウォレット プロトコルレイヤー プロジェクト召喚‼

 2018/06/07 未分類
この記事は約 8 分で読めます。 2,560 Views

ブロックチェーンプロシード(2018/6/6)でプレゼンした4社を紹介します。

プロシードは今回も100名以上の方にご参加いただきました。成長段階のこの業界において情報交換の場はとても大切です。ご参加できなかった方にも内容をお伝えできるよう記事にしまた。

Contents

ENDEX JAPAN co.Ltd (仮想通貨マイニング)

社名の通り登記上は日本の会社ですが、主力チームが台湾にいます。

プレゼンもピーター(ベトナム) ラキブ(バングラディシュ)アントワーヌ(台湾)と国際的なチームです。

半分以上を自分たちのビジネスより、ブロックチェーンのコンセンサス(合意形成)アルゴリズムの説明に使っていることからも、ブロックチェーンが根っから好きというわかりました。

ピーターはベトナムのJavascriptを専門とするブロックチェーンエンジニアJavascriptで独自のブロックチェーンを構築(筆者注 とても優秀でないとできない)しています。

ラキブはブロックチェーンエンジニアであり、バングラデシュの空力宇宙工学を専攻しています。

アントワーヌは台湾のブロックチェーン研究家です。

ENDEXのマイニング方法

費用の安いファシリティーを使用

どの仮想通貨にも柔軟に対応することを優先してGPUで対応(筆者注ASIC特定用途向けLSIだと特定通貨のマイニング専用になってしまうので)

HIVE  OS使用(筆者注 マイニング専用OSで広く使われている)彼らのマイニングのリアルタイムモニタリングも見せてくれた。

リターンは60% コインの価格にもよる。

ウォレットに直接送金されるのが他と違う特徴

筆者コメント

技術が好きなオタクが運営していることのメリットがあると思われるが、短時間でそれを十分には説明できてなかった。

GPUを活用しているので、ASICが用意されているビットコイン等(正確にはSHA256のハッシュを使用しいる通貨)以外の仮想通貨のマイニングに強みがあると思われる。

ICOVO(イコボ スイス登記の日本人運営)

The healthier and easier ICOs. (ICOを健全化する

ICOは資金調達として優れた点が多いですが、同時に大きな問題も持っていました。

簡単にお金が集まってそれを全額引き出せてしまうと、どんなに理想に燃えていた企業家でも中には、気が抜けてしまう人もいるということです。

もし、新入社員にいきなり生涯賃金2億円を与えて、これから一生頑張ってわが社のために働いてくださいとお願いしても、難しいでしょう。

それに似たことが、ICOでは起きてしまっていたため、それを健全化することをこの会社は目指しています。

プレゼンの内容は詳細でよく考えられたもので掛け値なしに素晴らしいものでした。

ただし、かなりの前提知識も必要となり、そのままお伝えするのが難しいほどの内容なので、

概要を筆者が前提知識を追加してお伝えします。

この会社はICO健全化のために

DAICO (DAO+ICO)の実装された製品開発

をしています。

DAICOとは以下の二つの機能を組み合わせることで、資金調達の合理性を大きく高めようというものです。

DAOとは(Decentralized Autonomous Organization)の略語です。

非中央集権で自律型の組織という意味をもつ造語です。人間の経営者や、管理者、ルールがなくても人間を動かすための仕組みにより事業の自律化ができ、非集権化の枠ぐみが出来上がることをDAOといいます。

その最大の事例がビットコインです。既に世界の主要通貨のベストテンには入る規模(時価発行総額で)になってきているので、これはもう夢ではありません。

ICOとは株式発行の株の代わりに、自分の通貨を発行してお金を集めることです。

監査法人やベンチャーキャピタル等、株式発行には莫大なコストと時間がかかってきましたが、それが省けます。ICOの問題点ばかりが既存権力側から指摘されていますが、実はこのコストと時間の劇的削減のできる資金調達手段は既存権力には巨大な脅威です。既存の金融機関の多くの存在意義を無に帰してしまう可能性があるのですから。

DAICOに、考え尽くされた、資金調達のありかたを実装するという、壮大な挑戦をこの会社はしています。

説明は詳細なもので、それをそのまま説明するのは難しいので、その中の一例をあげます。

集めた資金の一定時間内の引き出し可能金額を”タップ”というもので設定します。

英語では水道水を”タップウォーター”といいます。 タップとは水道の蛇口を指しています。

その蛇口の開き具合は、そのトークン(仮想通貨等)の持ち主による起案と持ち分に応じた投票によりになされます。

このようなことがICOで集められた資金の使用方法について詳細に考え尽くして製品設計開発をされていました。

実現すると、株式市場より洗練されて合理的なシステムがいきなり出現し、しかもそれは適宜改善できるということになります。


詳細なシステムのためバグがあることを恐れていました。バクを見つけた人には賞金をあげるキャンペーンもしています。

バク発見者に賞金キャンペーン

https://icovo-ag.connpass.com/event/89728/

 

CoolWallet(Cool BitX)Everything About Cripto Wallets

CEO online 参加

全体を聴いて、非常に便利なハードウォレットらしいということでした。プレゼン内容はいかにメモしました。

クリプトウォレットとは何か?

クレジットカードやdebitカードはそれによって、銀行はあなたが誰かを把握してそれで、お金の支払いができる。

クリプトワールドには銀行はなくブロックチェーンがある。

ウォレットはプライベートキーを使って自分の資産を管理するためのものです。

プライベートキーの保管場所の候補に必要なもの

  • 署名のためのコンピューティングパワー
  • 簡単に使える
  • 安全性

保管場所候補の代表例

  • 紙 安全だが不便 コンピューティングパワーを使えない
  • PC 大体よいが、モバイルのほうが現代では便利
  • モバイルアップス 一番便利だが安全性の観点から巨額の仮想通貨をモバイルに置く気にはなれない。
  • ハードウォレット プライベートキーをPCやモバイルから分離して保管する機会 だから遥かに安全

このウォレットはスマホと連動してレッジャーナノより簡単に使えることがセールスポイント。

 

DISPATCH 大量データを扱えるブロックチェーン

cof

Zane Witherspoon ゼーン ウィズスプーン

ブロックチェーン、仮想通貨のプロジェクトを成功させるためにはコミュニティーつくりが欠かせない。

それは今までの資本主義でいう投資家とユーザーが一体になったような強力なものがコミュニティーになるからです。

ゼーンさんはファンを増やしコミュニティーを成長させることができそうな、わかりやすい説明と、自然で知的な雰囲気を持っていることが印象的でした。

彼は自らブロックチェーンを試して大きなデータを処理するのが無理なことに気が付きその解決方法を提供しようとしています。

 

ディスパッチは以下の2つのネットワークを作ります。

1.ディスパッチ・ブロックチェーンはDAPoS 上で動作

(Delegated Asynchronous Proof-of-Stake consensus algorithm 非同期型合意形成)

2. 非中央集権データ収集システム DAN(Dispatch Artifact(人工的)Network)

またオフチェーンでの処理を増やすことでトランザクション処理能力が既存ブロックチェーンの10倍から1000倍を達成しています。

 

 

質疑

質問:イーサリアムはプラズマ(プラズマ自体もチェーンだが元のイーサリアムのチェーンからはオフチェーンともとれる)があるが、それと比較してどうか?

回答

ディスパッチは9月にはラウンチされる。ブラズマはイーサリアム全体に関わる大きなアップデートなのでスケジュールがまだよくわからない。

ディパッチの仮想マシンはイーサリアムの仮想マシンとと完全互換性があるので、イーサリアムの今後の改良は反映される。

質問 ハッシュグラフやIOTA と比べるとどうか?

回答 DAG(有向非巡回グラフ)で速くしようとしているが、どっちもネットワークが全トランザクションを見る必要がある。(筆者注 オフチェーンでないのでそれなりに負担はかかるといいたかったらしい)

この質問に関連した説明をZaneが行っている動画

ディスパッチ・ブロックチェーンDAPoS(Delegated Asynchronous Proof-of-Stake consensus algorithm 非同期型合意形成)はDPoS(Delegated Proof of Stake)とDAG((Directed Acyclic Graph)

の良いとこどりをしていることがわかります。これらの言葉の深い意味が解らないでも気にしないでください。DAGは比較的新しく数学的に証明されているので、その証明を正しく理解している人は少数です。ただその証明されたものが応用実用されているということです。

動画内でDPoSの例としてEOS Steemを上げ、DAGの例としてHashgraph(ハッシュグラフ)を上げています。クマ(筆者)がDAGの数学証明との関係をHashgraphに問い合わせたところ明確な回答はもらえていません。IOTAもDAGを使用していますがこちらは数学で証明されたものを使用していることがよりわかりやすかったです。

DispatchメンバーとMai

\ SNSでシェアしよう! /

KUMAI dot TOKYOの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

KUMAI dot TOKYOの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

メディア運営とライティング紹介 メディア運営とライティング一覧

中村 真人

中村 真人

KUMAI.TOKYO休止により、中村真人は忽那に記事を書きます。http://jinsei.me/
ブロックチェーンから書評や趣味まで書いていきます。

この人が書いた記事  記事一覧

  • KUMAI.TOKYOから次へ

  • Kyber Network:仮想通貨の流動性メーカーそのVISA MASTERとの差異

  • ステーブルコイン(安定仮想通貨):安定を巡る通貨の冒険 Libra追記

  • ヘッジファンドの仮想通貨への挑戦 クロノスの例

関連記事

  • トークンエコノミーの真価

  • ステーブルコイン(安定仮想通貨):安定を巡る通貨の冒険 Libra追記

  • 仮想通貨取引所のキーパーソンが香港証券取引所に集結。

  • クリプトノミクス 仮想通貨を取り巻く日本の今(第一人者達の声)

  • イスラエル・Blockchain IL選りすぐりBancorなど6つのプロジェクトのミートアップ開催!!

  • ETFは仮想通貨に重要か? BitcoinETF 銘柄 分配金から投資に必須のETFを実用理解