仮想通貨取引所のキーパーソンが香港証券取引所に集結。
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2018年7月23日 MAIが香港で開催された”SPOT”
という仮想通貨関連(主に世界の仮想通貨取引所)者の集まるイベントでクロージングトークを行いました。
イベントは以下のAGENDAで丸一日おこなわれました。
AGENDAの内容を細かく見る必要はありませんが、ここに敢えてその画像を置かせてもらったのは以下の2点をお伝えしたかったからです。
1.仮想通貨取引を既存の金融システムと比較して議論している
AGENDAの中に
“トークンのデュー・デリジェンス” や ”ファンドと交換所” ”セキュリティ、流動性と危険性”
というタイトルもあります。
世界から仮想通貨関係者を集めてより既存の金融システムからの流れとして話し合われています。
開催場所もそれにふさわしい香港証券取引所が選ばれています。
2.世界から関係者が集まったイベントのトリをMAI(日本の若い女性)が行っている。
数あるプレゼンターからMAIがトリをつとめさせてもらいました。
MAIが本当にトリをつとめていることをAGENDAから確認できます。
日本の仮想通貨の状況を世界がこれだけ知りたがっている。
日本国内で、日本が仮想通貨の中心でなくなったと揶揄されていますが、
まだまだ、世界からの注目がなくなっているわけではないことを、この集まりで肌で感じました。
MAIの講演内容
イノベーションの当事者として
まず、このような素晴らしいconferenceを開催された事は素晴らしいと思います。主催者の皆様に敬意を示します。 私は2011年からビットコインに関わってきましたが、まさか香港証券取引所でこのようなイベントが開催されるとは想像できませんでした! 私たちはイノベーションの中にいます。私たちは、傍観者ではなくイノベーションに関わる当事者としてこの場にいます。歴史が変わって行く事をただ周りから見るのではなく、私たち自身が変えて行く立場なのです。
仮想通貨の保有人口は、まだ世界の10%に満たないとは言われていますが、明らかにどんどん市場は大きくなり、誰もが無視できない存在になってくると確信しています。毎日がワクワクして仕方ないです。
MAIの予言する日本の仮想通貨関連規制(法律、自主規制)の展開
MAIは、今年に入ってから日本のスタートアップ企業から有名な上場企業まで、仮想通貨とブロックチェーンに興味を持つ会社からたくさんの問い合わせをもらっています。と話をた。どの会社もこの業界の成長っぷりに目が離せないのだと思うと見解を示した。
日本の大企業参入の事例として、Yahoo Japanは、自社の子会社を通じて仮想通貨取引サービスを開設し、2018年の秋にサービス開始予定だという事、DMM.comでは、複数の仮想通貨のマイニング事業を開設し、アドバイザーを務めるGMO internet7nmのマイニングチップの開発からクラウドマイニング事業、取引所まで多くを実施している事を話した。
そして、この業界の人材不足を解消しようと設立した人材紹介会社のWithBを設立したが、その事業を通じて、日本の仮想通貨業界のマーケットが急速に大きくなり、人材確保が急務になっている事を肌で感じており、これは世界共通の課題だと話した。
KUMAIとしての日本の仮想通貨ビジネス、法律、規制への見解
KUMAI(KUMA+MAI)としての見解を延べます。
日本は長いこと、厳格な規制により、新しいビジネスの成長を阻害するネガティブなイメージがありました。
仮想通貨については、あまりにも技術の進歩が早く、法律では対応が遅くなる恐れがあることから、最小限のことを法律で制定して、実際の運用に必要なことは、
業界団体(例、仮想通貨交換取引業者)の自主規制案
で決めるという仕組みをつくろうとしているように見受けられます。(金融庁の会合を数回傍聴した印象からも)その自主規制案は、業界団体と金融庁が密接に連絡をとることで、実用性と厳格さのバランスの取れた実効性のあるものを作ると予想しています。
仮想通貨は、規制が緩ければより発展するという分野ではありません。
”悪貨は良貨を駆逐する”(グレシャムの法則)という有名な言葉もあるほどです。
日本は、この分野で法律制定で先行した分、各種の問題も他国に先駆けて経験を積んできているともいえます。金融庁と仮想通貨取引業者は今も積極的に話し合いを持っているので、世界に先駆けて、
実効性の高い、規制案をつくっているのでしょう。それにより、日本が仮想通貨先進国になるという野心を捨ててないこと、それは仮想通貨のより妥当な発展へ道を開くものになると予想しています。
日本の災害への仮想通貨での寄付支援(バイナンス、NEM 仮想通貨少女)
最後に、MAIは、BINANCEが西日本の被災地に1億円を寄付してくれた事に関して感謝の気持ちを述べた。そしてBINANCEだけではなく仮想通貨少女というアイドルやNEMのコミュニティーなどでも寄付を呼びかけるなど、仮想通貨を使っての支援が増えている事は、MAIが本来信じていた「個人の小さなチカラが国境関係なく集まり大きなチカラになる」事、仮想通貨のあるべき理想の姿だと示した。